Hiraku’s diary

特にコンセプトはございません。ご笑覧ください。

コミュニケーション

先日、大学の先輩と飲みに行くことになった。卒業以来あまり顔を合わせていなかったこともあって久しぶりの再会を楽しみに熊本市街へと車を走らせた。

 

相変わらず、2月の寒さを感じさせないほどアーケードは賑わっていた。その雰囲気が僕は好きだ。よく、買う気はさらさらない店に入って知らない人の会話を盗み聞きする。最近聞いた話の中でホットだと思った話題は、彼女と別れたいから今からシミュレーションしていい?と男同士で模擬破局を行なっていたことだ。

A「俺、今本当に仕事頑張りたくて、土日とかも職場に出たいくらいなんだよね。だから、寂しがりなYちゃんにとってストレスの源だと思う。だから本当申し訳ないけど別れて欲しい。」

 

Y役の男「嫌よ。私A君のこと支えたいって心から思ってる!寂しい気持ちなんか我慢できる。だからもう一回考え直してくれないかな?お願い!」

 

A「いや、実はずっと前から考えてたんだ。それで最近、俺もYちゃんのこと好きだからってより寂しいから付き合ってたんだって気づいたんだ。そんな、俺の寂しい想いを満たしてくれたYちゃんに寂しい思いさせるなんて俺にはできないよ。」

 

Y「私のことなら大丈夫だって。本当、もう無理かな?、、、、いや、そこはさ、仕事頑張りたいてより、仕事頑張りたい俺の気持ちを応援して欲しいみたいな、良心に訴えかける感じがいいと思う。コンビニの、トイレをきれいに使ってくれてありがとうございますみたいな手法でさ、別れることで俺の仕事への熱意を応援してくれてありがとうみたいな、自分の要求を前提とした感謝を伝えるやや悪質な手法を使うといいと思うぜ。」

 

A「なるほどな。やってみるわ。」

 

Y役の男は恐ろしいやつだと思った。

 

そんなこんなで居酒屋に到着し、先輩たちと日付が変わるまでお酒を飲んだ。そこで1人の先輩が最近婚約したと言う知らせを聞いた。

婚約というステップに踏み出す勇気は僕にはない。そもそも彼女がいない。だから机上の空論でしかないものの、一つの夢がある。

サプライズで婚約をしたいということだ。今回、2つのストーリーを考えてみたので、コメント等で、どちらの婚約ストーリーがいいかを投票していただきたい。

①スイーツ

記念日にスイーツ屋さんに行く。そして彼女にケーキの写真を撮ってもらうよう指示し、彼女が写真を撮ることに夢中になっている隙に僕は席を外し店員さんに合図を出す。すると、音楽が急に流れ出し、裏から花束を持った僕が出てくる。そして記念日おめでとうといいその花束を渡す。彼女はありがとうと言って泣き出す。まあまあそんなに泣くなよ。催涙ガスを浴びたわけでもあるまいし。とクールに決める。そして一通り彼女が泣き止んだところで、その花束を束ねているところを見て欲しいという。彼女は指示通り根っこを見て歓声をあげる。なんと、花束の花を束ねていたのは婚約指輪だったのだ。

 

②猫

家で猫カフェに行こうと唐突に叫ぶ。驚いた彼女は持っていたホットサンドを膝にこぼし、買ったばかりのスカートがケチャップまみれになる。うわーお気に入りだったのに、、と彼女は涙ぐむ。その涙を自分が昔着ていたTシャツで作ったボロ雑巾のようなハンカチで拭いてあげる。着替えた彼女を助手席に乗せ猫カフェへと向かう。60分で予約をして、彼女が猫に夢中になっている隙に僕は席を外し店員さんに合図を出す。すると、音楽が急に流れ出し、裏から花束を持った僕が出てくる。そして記念日おめでとうといいその花束を渡す。彼女はありがとうと言って泣き出す。まあまあそんなに泣くなよ。催涙スプレーを浴びたわけでもあるまいし。とクールに決める。そして一通り彼女が泣き止んだところで、その花束を束ねているところを見て欲しいという。彼女は指示通り根っこを見て歓声をあげる。なんと、花束の花を束ねていたのは婚約指輪だったのだ。

 

こんな妄想を繰り広げた休日。何かいいことないかな。