Hiraku’s diary

特にコンセプトはございません。ご笑覧ください。

2020-01-01から1年間の記事一覧

マスクが隠したもの

新型コロナウイルスのパンデミックにより、突如として自粛を余儀なくされた我々が失ったものは数多い。 まずは週末の飲み会だ。今は以前より認識は緩くなったように感じるが、やはり人混みに自ら行くことは憚られる。好きな人と好きなだけ一緒に過ごせる時間…

麒麟の話

物憂げな日曜の夜の5分をいただく以上、こちらも本気で書かせてもらう。大学3年生の時の話をさせていただきたい。 我が母校の熊本県立大学では、白亜祭という名前の文化祭が行われる。モテないサークルの男たちがウェイの大学生に無理やり焼きそばを買わされ…

俺が本当に「死亡」したことになった話

仕事中、父親から電話がかかってきた。 「拓、生きてるよな?」 最初、意味がわからなかった。こんな質問されたこと今まで一度もないし、父親はそんな寒い冗談を言う男ではない。 詳しく訳を聞くと、とんでもないことが今、俺の身に起きていることがわかった…

マッハ自転車

マッハ自転車をご存知だろうか。 ポケモンのエメラルド世代を経験してきた私と歳の近い人ならこの言葉が懐かしく感じられることと思う。 私はダート自転車のような、モテたい人が乗る見た目だけ奇抜なスピードも出ない、何故か跳ねることができる意味不明な…

仇が仇で返ってくるパターン

与えた愛は、愛で返ってくる。 これは僕が今までの人生経験の中で見出した事実に近いことの一つである。 大学生の時の話である。2年生まではかなり真面目だった私が講義に出た際、いつも勉強を教え合う関係の友達がいないことに気がついた。LINEでどうしたの…

コミュニケーション

先日、大学の先輩と飲みに行くことになった。卒業以来あまり顔を合わせていなかったこともあって久しぶりの再会を楽しみに熊本市街へと車を走らせた。 相変わらず、2月の寒さを感じさせないほどアーケードは賑わっていた。その雰囲気が僕は好きだ。よく、買…

理不尽

今日は理不尽の意味を紹介したい。 理不尽とは、物事の筋道が通らないこと。おそらく皆さんにもあると思うが、全く価値のない理不尽な経験を僕は何度かしたことがある。その話をさせてもらいたいと思う。今日は少し刺々しい表現が多いかも知れないが、ワーク…

ダースベーダー

地元の駅の近くにダースベーダーが現れた話。 高校生の時である。当時僕は電車通学をしていた。その休日は部活が昼からだった。家を出て自転車にまたがり最寄駅(と言っても4キロくらいあるが)へ向かった。電車に50分ほど揺られ、降りてからまた30分ほど自…

Shall we dance?

有名なセリフである。直訳すると、踊りませんか。この台詞を耳にしたことがある人は多いのではないだろうか。 我が母黌では体育祭のフォークダンス相手を事前に決めるシステムだった。相手が決まらなかった男子は自動的にボウズにさせられる運命を辿ることに…

バイト生失格

恥の多い生涯を送って来ました。 太宰治「人間失格」の冒頭の引用から始まる今回のブログで、大学生の時のアルバイトの話をしたいと思う。 僕は4年間塾の講師をさせていただいた。毎日刺激が多く、生徒と向き合う難しさに直面したことや、合格を掴み取る喜び…